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明晰夢

突然ですが、皆さん。

明晰夢」って、見たことありますか?




私は、謎めいたものがとにもかくにも大好きで、なんとしても解き明かしたいという情熱がどこからともなく沸いてくるのですが(地獄の果てまでついていく さそり座の女です)、

「夢」についても、そのうちの1つでした。



そして「明晰夢」というのは、夢の中で、

「これは夢である」

と自覚している状態のことで。




当時は「明晰夢」という言葉も知らなかったのですが、小学校くらいの頃に、

夢の中で、夢って気付いたら、あんなことやこんなことが好きにできるんじゃね!?!?(☆∀☆)

と、ふと閃き、夢の中で夢と気付けるように自分なりに策をこうじたら、


ある日突然、見ることができました。


夢の途中で、「あ、待てよ?これ夢か?」
となる感じで、最初から自覚することは出来ないのですが。


(ていうか、夢の始まりって何処なんだ。)





そもそも、「明晰夢」のことを閃いたのは、
たまに見る楽しい夢を、行き当たりばったりではなく
自分で意図して作れたらちょーー面白そう。と思ったからで。



夢で空を飛ぶのが好きだったんですよ。


で、空を飛ぶのは現実ではできないから、夢で思う存分やろうと。



そして面白いことに、
実際に夢と自覚した時に空を飛ぼうとすると、少しはからだが浮くんですが、
「思い通り!」
ってほどは自由に動けなくて。


けっこう気合い入れないとからだが浮いていかないんですよ。

あと私の場合、走るのが上手くできないことがあります。やたらとろい。


スイスイ飛んだり走ったり出来ることもあるんですけどね。


なので、ここで、
夢と自覚しても、夢を自在にコントロールするには、テクニックや鍛練が必要だ!
という風に思いました。




そしてまた別の日、何かから逃げている夢を見ていた時でした。
確か私は正義の味方みたいな設定で、ショッカーみたいなのに追われてたのかな?


で、建物の中にいたのですが、追い詰められて、窓際だかバルコニーだかに立っていたとき、
あ、これ夢かも。と思うのです。ただ確信はしてません。

そして、
夢ならこの窓から降りて空飛んで逃げられる!でも夢じゃなかったら死ぬ…
と葛藤します。

そしてさらにふと思います。
これが現実だったとしたら、「空を飛ぶ」という発想すらわかないはずだからこれは夢だ!と。

でも窓から下を覗くと、リアルだし、本当は現実だったらどうしようと思いつつ、勇気を振り絞って窓からダイブ!

したら、無事に空を飛んで逃げおおせたということがありました。



夢かも?とは思っても、夢の中ではすべてをリアルに感じることは、どんな時も変わりないことを、改めて知りました。








そんな中ある時、すごい怖い夢を見たんですよ。
ゾンビとか出てくるようなホラー系かな?


怖すぎて、もうやだーーーーー!!!!ってなったんですが、
その時に、ふと夢と自覚しまして。

自覚しても、怖いストーリーは目の前で続行してるわけですよ。

だから、
もう夢から覚めちゃえ!
って、目をぎゅっとつぶって、開けると、


あ!怖い夢終わった!私起きたんだ!

と思って安心したら、違うストーリーの夢に切り替わっただけで、まだ夢の中であるのに気付きます。



で、一瞬怖くないストーリーの夢っぽいのですが、何故かまた怖い方向に行っているので、

今度こそ起きる!!

と思って、もう一度目をぎゅっとつぶって、かなり気合いを入れて瞼を開けようとして、

パッ!という瞬間。


汗だくの自分が暗い部屋で天井見てました。



あーー、今度こそ目が覚めた。夢でよかった。

と安心して、少ししてからまた、眠りについたということがありました。


新しいテクニックを身につけた瞬間でもありましたね。



その後もたまに明晰夢を見ては、地味に楽しんでいました。







で、面白いのが、夢と自覚しても、コントロール出来るのは自分の行動だけで、

目の前の映像や人の反応は、予測不能なんですよ。

やろうと思えば、そこまでコントロール出来るのかもしれないけど。


あ、今思い出したけど、目の前の誰かの反応を、念じてコントロールするみたいなことは出来たかな?


例えば、目の前の人にどうしても同意してほしい場面だとしたら、
(同意する同意する同意する同意する…)
と思いながら、相手が同意している所をイメージすると、
大抵その通りになります。

上手くいかないときもあります。


この念じるテクは、夢と自覚していないときにも、自然とやっていたことでした。


この「思い通り感」が気持ちよかったです。






そんなこんなで、夢の楽しみ方を少しずつ開拓していった私ですが、

これって、現実でも変わらないのではと思ったんですよ。




正直、夢と現実の違いってさほどないと思います。



今「現実」と呼ばれているものは、たまたまストーリーの継続時間が長いだけで。


「夢」のなかで夢と自覚する人は、多くないと思います。
だって、夢を見ているときは それがその人にとってリアリティ溢れる、「現実」そのものなのだから。

目が覚めたときに、「あ、夢だったのか」ってなることがほとんどでしょう。



どんなに怖くても、どんなに悲しくても、どんなにエロくても、どんなに楽しくても、
どんなに、夢で壮絶な体験をしたとしても。


夢から覚めたら、すべて終わりです。
あっけないもんです。

でも、面白い。



そういうことだと、思います。